特 徴

【脱・ハンドリム】
「ハンドリム」を「レバー」に置き換えてください。

のメリット】

  • ハンドリムを握る力「握力」が不要です。
  • 省力化:ハンドリムの半分以下の力(腕力)で車いすが動きます。
  • レバー操作でバンドブレーキの制動が可能です。
  • 腕の可動域がハンドリムより狭いので姿勢保持に優れます。
  • 手や衣服が車輪に触れないので清潔です。

【ハンドリムとの比較】

  ハンドリム
◆動かすのに必要な力 「握力(ハンドリムを握る力)」

「腕力(ハンドリムを漕ぐ力)」
「レバーを軽く握る(添える)」

「握りこぶし3個程度前後動できる力」
◆動かす力の比較 100%(1,469gf) ハンドリムの45%程度661gf
※「利用者の体重:55kg」が「車いす:17.6㎏」使用時
※「車いすを動かすのに必要とされる力」を参照ください。
◆身体的動作 「ハンドリムを握る」

「ハンドリムを漕ぐ」
「レバーを軽く握る」

「握りこぶし3個分程度の前後動」
◆腕の可動域 広い(肩の後方から前方への円弧動) 狭い(肩から肘の直線的前後動で可能、10cm程度)

◆車いすを動かすのに必要とされる力

e-armで車いすを動かす時に必要な力はハンドリムの45%程度の力で可能です。

  • レバー比計算式:ハンドリム半径÷レバーの長さ=割合(テコの原理と同様です)
  • レバー比計算:245㎜÷550㎜=0.446(45%)

22インチハンドリムの場合は1,469gfの力が必要とされますが、レバー駆動ユニットe-armは661gfの力で可能です。

  • 乗車者重量:55kg(国土交通で定められている自動車乗員1人あたりの設定重量を基準にしております。
  • 車いす重量:17.6kg
  • 上記測定は自社内で実施したものです。
  • 記載数値は参考であり、乗車体感と異なる場合があります。
  • 乗車者重量や車いす重量に応じて数値は変動いたします。

のポイント

なぜ小さな力で軽く動くのか】

  • 車輪中心部からハンドリムまでの
    距離よりも、「レバーの方が、
    距離が長い」ため
  • テコの原理と同様

装着による車いすの仕様の変化は】

  • 全幅:ハンドリムと同等
  • 総重量:車椅子の重量
          +
        「5.8㎏程度」

【片手駆動(片マヒ)のレバー操作】

  • 健側の手でレバーを操作し、健側の足でかじを取りながら車いすを動かす
    ※ハンドリムと同じ操作
  • 健側の手(腕)がハンドリムより高い位置で操作できるため上肢の傾きが少ない
  • 手や衣服が車輪に触れないので清潔